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慶應義塾大学医学部 内科学教室 腎臓内分泌代謝内科

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内分泌代謝ネットワーク医学講座

はじめに

私たちは2009年からできた新しい研究室です。臨床では糖尿病および内分泌疾患を担当し、なかでもカルシウム・骨代謝異常症の専門家として診療に励んでいます。また、研究では骨に興味を持ち、おもに内分泌的視点から骨代謝の研究を進めています。

研究テーマ

  1. 骨を中心としたネットワーク医学の解明
    我が国において骨粗鬆症の患者数は1,100 万人余りに至るが、その病態には不明な点が多く残されています。我々は、世界に先駆けてレプチン―交感神経系による骨代謝の調節機構を見出し、骨代謝調節における新たなパラダイム「神経と骨のネットワーク」を提唱してきました。さらに最近では、骨はFGF23 やオステオカルシンなどの液性因子を分泌し、腎臓や膵臓の代謝を調節することが示されました(図1)。こうして、骨と骨外臓器は独立して代謝を営んでいるわけではなく、ネットワークを形成し、互いの代謝を調節していることが明らかとなってきました。そこで、この概念をさらに発展させ、骨以外の臓器による骨代謝調節機構、また骨から脳への情報伝達機構を、種々の遺伝子改変マウスを用いて、分子生物学的、組織学的、細胞生物学的な手法を駆使し検討します。さらに、骨由来因子による骨以外の臓器の代謝の調節に注目し、新規の代謝調節因子の同定を試みます。これらの検討により、骨を中心としたネットワーク医学の包括的理解を目指しています。
    図1

  2. マイクロRNAによる骨代謝調節機構
    近年、タンパク質にならない非コードRNAが注目されています。なかでもマイクロRNAは生物の多様性に関係し、またマイクロRNAの変異である種の遺伝性疾患が発症するなど、その生理的、病態生理的意義は極めて大きいと考えられています。
    我々は骨組織におけるマイクロRNAの生理的意義の解明を目指しています。すでに、あるマイクロRNAが骨芽細胞の起源と考えられる間葉系幹細胞から骨芽細胞への分化の調節に重要であることを世界に先駆けて見出し報告しました(図2)。現在、骨に特異的に存在するマイクロRNAの同定とその機能の解析を行っています。
    図2

構成メンバー

・スタッフ

竹田 秀

現:東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 細胞生理学 教授
(前特任准教授)   (平成4年卒)

田中正巳

(特任講師)      (平成3年卒)

・学内メンバー

福田 亨

(特任助教)      (平成6年卒)

砂村聡子

(特任助教)      (平成9年卒)

越智広樹

(特任助教)      (平成18年卒)

坂東和香

(大学院生)      (平成17年卒)

砂田真紀

(大学院生)      (平成21年卒)

・学外メンバー

木村文子

特別研究員(東京医科歯科大学大学院 特任助教)

許レン

特別研究員(東京医科歯科大学博士課程)

馬成山

特別研究員(東京医科歯科大学博士課程)

徐成

特別研究員(東京医科歯科大学博士課程)

主な発表論文

  1. Ducy P, Amling M, Takeda S, Priemel M, Schilling AF, Beil FT, Shen J, Vinson C, Rueger JM, Karsenty G: Leptin inhibits bone formation through a hypothalamic relay: a central control of bone mass. Cell 100(2): 197-207, 2000.
  2. Takeda S, Bonnamy JP, Owen MJ, Ducy P, Karsenty G: Continuous expression of Cbfa1 in nonhypertrophic chondrocytes uncovers its ability to induce hypertrophic chondrocyte differentiation and partially rescues Cbfa1-deficient mice. Genes Dev 15(4): 467-81., 2001.
  3. Takeda S, Elefteriou F, Levasseur R, Liu X, Zhao L, Parker KL, Armstrong D, Ducy P, Karsenty G: Leptin regulates bone formation via the sympathetic nervous system. Cell 111(3): 305-17, 2002.
  4. Elefteriou F, Takeda S, Ebihara K, Magre J, Patano N, Kim CA, Ogawa Y, Liu X, Ware SM, Craigen WJ, Robert JJ, Vinson C, Nakao K, Capeau J, Karsenty G: Serum leptin level is a regulator of bone mass. Proc Natl Acad Sci U S A 101(9): 3258-63, 2004
  5. Elefteriou F, Ahn JD, Takeda S, Starbuck M, Yang X, Liu X, Kondo H, Richards WG, Bannon TW, Noda M, Clement K, Vaisse C, Karsenty G: Leptin regulation of bone resorption by the sympathetic nervous system and CART. Nature 434(7032): 514-20, 2005.
  6. Sato S, Hanada R, Kimura A, Abe T, Matsumoto T, Iwasaki M, Inose H, Ida T, Mieda M, Takeuchi Y, Fukumoto S, Fujita T, Kato S, Kangawa K, Kojima M, Shinomiya K, Takeda S: Central control of bone remodeling by neuromedin U. Nat Med 13(10): 1234-40, 2007.
  7. Inose H, Ochi H, Kimura A, Fujita K, Xu R, Sato S, Iwasaki M, Sunamura S, Takeuchi Y, Fukumoto S, Saito K, Nakamura T, Siomi H, Ito H, Arai Y, Shinomiya K-i, Takeda S: A microRNA regulatory mechanism of osteoblast differentiation. Proceedings of the National Academy of Sciences USA 106(49): 20794-20799, 2009.

1型糖尿病の治療のため当院に通院されていた患者さんの診療情報を用いた臨床研究に対するご協力のお願い

このたび当院では、上記のご病気で通院されていた患者さんの診療情報を用いた下記の研究を実施いたしますので、ご協力をお願いいたします。この研究を実施することによる患者さんへの新たな負担は一切ありません。また患者さんのプライバシー保護については最善を尽くします。本研究への協力を望まれない患者さんは、その旨、田中 正巳までご連絡をお願いします。

1:対象となる方:西暦2014年1月1日より2014年9月30日までの間に、腎臓内分泌代謝内科にて糖尿病の治療のため通院・入院した方。
2:研究課題名:1型糖尿病患者の血中抗酸化マーカー濃度と細小血管障害・大血管障害との関連
3:研究実施機関:慶應義塾大学病院 腎臓内分泌代謝内科
4:「1型糖尿病と診断された患者さんのなかで血管合併症がおこりやすいのはどんな方か」を明らかにし、より良い治療の選択に役立てることを目的としています。外来受診時に測定された血清ビリルビン濃度、血清アルブミン濃度、血清尿酸濃度が血管合併症にどの様に寄与しているかを統計学的に検討します。
5:協力をお願いする内容:診療録、採血・採尿検査結果の閲覧
6:本研究の実施期間:西暦 2015年 1月 30日〜 2017年 1月 30日(予定)
7:プライバシーの保護について
1)本研究では、患者さんの個人情報(住所、氏名、カルテ番号など個人を特定する情報)は一切取り扱いません。 2)本研究で取り扱う患者さんの診療情報は、個人情報をすべて削除し、第3者にはどなたのものかわからないデータ(匿名化データ)として使用します。 3)データは総計にのみ使用され、個人を識別可能な特徴が発表または記載されることはありません。
8:お問い合わせ:本研究に関する質問や確認のご依頼は、腎臓・内分泌代謝内科 内分泌代謝研究室 田中正巳 03-5363-3797へご連絡をください。

妊娠糖尿病患者さんあるいは当院で帝王切開術をうけた患者さんの診療情報を用いた臨床研究に対するご協力のお願い

このたび当院では、上記のご病気で入院・通院されていた患者さんの診療情報を用いた下記の研究を実施いたしますので、ご協力をお願いいたします。この研究を実施することによる患者さんへの新たな負担は一切ありません。また患者さんのプライバシー保護については最善を尽くします。本研究への協力を望まれない患者さんは、その旨、腎臓・内分泌代謝内科 内分泌代謝研究室 田中正巳 03-5363-3797までご連絡をお願いします。

1:対象となる方:西暦2013年1月1日より2016年8月31日までの間に、慶應義塾大学病院腎臓内分泌代謝内科にて妊娠糖尿病の治療のため通院した方 西暦2013年1月1日より2015年12月31日までの間に、慶應義塾大学病院産婦人科外来に通院され、妊娠糖尿病の診断には至らず当院で帝王切開を行われた方。
2:研究課題名:妊娠糖尿病および耐糖能正常妊婦におけるビリルビン濃度の意義 承認番号:20160322
3:研究実施機関:慶應義塾大学病院 腎臓内分泌代謝内科
4:「妊娠糖尿病と診断された患者さんと妊娠糖尿病と診断されなかった患者さんを比較して、妊娠糖尿病がおこりやすい方はどんな方なのか」を明らかにし、より良い治療の選択に役立てることを目的としています。外来通院時に測定された血清ビリルビン濃度が妊娠糖尿病にどの様に寄与しているかを統計学的に検討します。
5:協力をお願いする内容:診療録、採血・採尿検査結果の閲覧・利用
6:本研究の実施期間:西暦 2017年 1月 5日〜 2017年 12月 31日(予定)
7:プライバシーの保護について
1)本研究で取り扱う患者さんの個人情報は、氏名、患者番号、採血結果、体重のみです。その他の個人情報(住所、電話番号など)は一切取り扱いません。 2)本研究で取り扱う患者さんの診療情報は、個人情報をすべて削除し、第3者にはどなたのものかわからないデータ(匿名化データ)として使用します。 3)患者さんの個人情報と匿名化データを結びつける情報(連結情報)は、本研究の個人情報管理者が研究終了まで厳重に管理し、研究の実施に必要な場合のみに参照します。また、研究終了時に完全に抹消します。 4)なお連結情報は当院内のみで管理し、他の共同研究機関等には一切公開いたしません。
8:お問い合わせ:本研究に関する質問や確認のご依頼は、腎臓・内分泌代謝内科 内分泌代謝研究室 田中正巳 03-5363-3797へご連絡をください。


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